長崎いのちの電話とは

いのちの電話の沿革と現在

「いのちの電話」の活動は、1953年に英国のロンドンで開始された自殺予防のための電話相談に端を発しています。

日本ではドイツ人宣教師ルツ・ヘットカンプ女史を中心として準備され、1971年10月日本で初めてボランティア相談員による電話相談が東京で開始されました。

1977年、当時いのちの電話は全国にわずか5つのセンターでしたが、この市民運動を全国に展開するために、その中心的役割を担う組織が必要となり、日本いのちの電話連盟が結成されました。

その後この運動は飛躍的に拡大し、2011年10月1日には、いのちの電話開設40周年を迎える運びとなり、記念式典には、皇后陛下のご臨席を賜りました。

2016年現在、連盟加盟センターは49センターとなり、分室を含め電話相談を実施している都市は約60ヶ所、約6500名の相談員が活動しております。

長崎いのちの電話について

「長崎いのちの電話」は、悩みを持つ多くの人々の友となり相談相手となるために1994年11月5日に開局して以来、20年以上に亘って活動を続けています。

「いのちの電話」の活動は、特定の思想、信条、宗教によることなく、一人ひとりの「いのち」を大切にし、孤独の中で悩む人々のよき隣人として共に生きる輪を広げていこうとするものです。

現在約100名のボランティア相談員が、毎日、1日13時間を交代で電話相談にあたっています。

内容は、 日常的なことは勿論のこと、複雑で価値観の多様化した社会や困難な家庭状況などを反映した、生きがいの喪失や自殺など、 危機を訴える深刻な電話が増えています。